クラシック野獣主義

鈴木淳史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787273352
ISBN 10 : 4787273353
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
173p;19

商品説明

己の嗅覚だけを頼りに
強烈な個性を放つ執筆陣が、各々好きなテーマで書いた論考集だからして、その内容は当然バラバラ。けれど一冊としてまとまるのは、“己の野獣的感性だけを頼りに音楽の森に分け入る達人”であるという共通項があるからだ。知識が邪魔をして“感じたままを語る”ことが難しいクラシックの世界において、ゾクゾクするような興奮と快感を与えてくれる禁断の書。(CDジャーナル Book Review)
(CDジャーナル 2013年 8月号より)

内容詳細

目次 : ●はじめに  鈴木淳史 / ●巷説洋琴皮算用−−ボイルの法則講座  池尾拓 / ●調律師から見たピアニスト  佐藤慎太郎 / ●もっとも危ないヴァイオリニスト  佐藤康則 / ●演奏家の自己愛を堪能する−−「名盤・奇盤の博物学」寄り道篇  竹内貴久雄 / ●獣  許光俊 / ●クラシック演奏家は「ゲイのお仕事」か?  池田卓夫 / ●室内楽に直情(欲情)する  中野和雄 / ●コンサート・ホールには妖怪が棲んでいる  鈴木淳史 / ●私を愛したピアニスト  小田島久恵 / ●どん底からのクラシック  遠藤富泰 / ●フェドセーエフの壮絶な死の音楽を愉しむ  生田俊揮 / ●もしモーツァルトの出待ちなら  高野麻衣 / ●野獣的嘆きとぼやき  平林直哉 / ●野獣的感性でもってコンロン・ナンカロウを噛み砕くこと  石塚潤一 / ●忘れられた名盤を聴き直す−−「名盤・奇盤の博物学」補遺篇として  竹内貴久雄 / ●盤鬼による野獣的怒り  平林直哉 / ●源氏・狭衣の音楽的アナロジー  鈴木淳史 / ●不健康オペラへの道  大山康生 / ●狂気の女(ソプラノ)は世界をその手に握っている  室田尚子 / ●大人女子のためのタイプ別テノール・イケメン・ファイル  室田尚子 / ●つかの間の営みは夢となって繰り返される  江森一夫

【著者紹介】
鈴木淳史 : 1970年、山形県生まれ。売文業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning さん

    クラシック知性主義の姉妹編ということなのだが、これは初心者(?)とかクラシック=癒しなんて貧困なイメージ意外拒絶する人には絶対に読ませてはならぬ本。でも音楽ダボハゼな人とか、クラオタの友達がいるとか、ピアニストとバイオリニストが知人にいる人とか、病人はニヤニヤしっぱなしの1冊だと思う。「名ピアニストにはユダヤ人とゲイしかいない」というクラオタの俗説の1つの理由を考察する1節はおもわず納得しかけてびびりましたよ(汗

  • hr さん

    図書館本。竹内貴久雄の文章や切り口が好き。

  • まこ さん

    クラシックを聴きながら肉欲・性欲を掻き立ててよし、イケメンの作曲家やオペラの登場人物に萌えるもよし、そんな楽な聴き方でいいんですよ。ですから、ときおりPCの前で紹介された曲を検索しながら読んでいたわけです。クラシックホールに潜む妖怪は絶対妖怪ウォッチに出てくる。

  • Yakmy さん

    クラシック音楽を聴くことは、決してお勉強じゃないし、カッコ付けでもなければ、単なる癒やしでもないーという序文から始まる本書。一発目はボイルの法則。YouTubeで有名になったスーザン・ボイルを取り上げ、見た目のインパクトの大切さを説き、音が揺れまくる老齢のバイオリニストへの愛を書き、オペラの男性役を「白馬の王子様系」などと分類した解説も。余程、ロックの系譜を書いた本のほうが真面目くさい。読むのが苦痛と思える小説系エッセイもあるが、ご愛嬌の部類。

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鈴木淳史

1970年、山形県生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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